ERPをノンカスタマイズで導入
Magic xpaをフロントシステムの設計開発に採用

プロジェクト

お客様:  業種: ソリューション :
株式会社ミントウェーブ
東京都
https://www.mintwave.co.jp/
システム構築保守サービス

背景

ミントウェーブは、東光高岳グループのシステム会社である。ミントウェーブは、日本リライアンスが新しく東光高岳の連結子会社となったため、東光高岳グループの基幹システム及び周辺システムを、日本リライアンス用に再構築する必要があった。更に、方針決定から7ヶ月でシステムを再構築するスケジュールであり、高速に設計開発が実現できる開発ツールが必要不可欠であった。

対策

フロントシステムの開発ツールにMagic xpa を採用。ノンカスタマイズのERPシステムと Magic xpa で設計開発したフロントシステムを連携するに当たり、ERPシステムの外側にフロントシステム用の中間DBを作成。フロントシステムの処理画面は、中間DBの定義情報を作成してから、各システムの画面と業務ロジックを開発。これにより、2.5ヶ月で30本の画面処理、17本の帳票処理を作成。

結果

『Magic xpa』の採用で、高生産性を実現。その結果、エンドユーザーからの多くの追加要件も発生したが、2ヶ月延期して2次開発分も含め本番カットオーバーを実現。

 

高速開発ツールが必要になった経緯

株式会社ミントウェーブは、株式会社東光高岳グループのシステム会社として、企業・文教向けシンクライアントシステムやシンクライアント応用機器、電力系統・設備の監視制御システム、ERP活用・設計支援システムにおいて、多くの製品やサービスを提供しています。

Magic xpa を、設計開発ツールとして採用に至った経緯について、システムソリューション事業部 システム東日本グループ グループマネージャーの 古内 健二 様に伺いました。

 

“システムの再構築に当たり、2つの基本方針が上げられました。

1つ目は、『ERPシステムは東光高岳のパラメータを使用し基本的にノンカスタマイズとする』こと、

2つ目は、『東光高岳で利用している周辺システムを流用し、日本リライアンス用にカスタマイズして利用する』ことです。

しかし、ヒアリングを進めていくと、東光高岳と日本リライアンスでは、業務フローが大きく異なっていたため、周辺システムのカスタマイズが多く発生する事が判明しました。カスタマイズでは、設計開発だけで4ヶ月の見積りとなり、運用開始には間に合わないスケジュールとなってしまいました。

運用開始に間に合わせるためには、設計開発にかかる期間を4ヶ月から2.5ヶ月に縮めなくてはなりません。そこで、東光高岳用の周辺システムをカスタマイズするのではなく、日本リライアンス専用のERPシステムと連携するフロントシステムの新規開発に方針変更となり、高速開発ツールが必要になりました。”

グループマネージャー 古内 氏

 

開発ツールに「Magic xpa」を採用

“ノンカスタマイズでERPシステムの導入とエンドユーザーの要望に沿った機能開発を実現するには、30本の画面処理と17本の帳票処理が必要です。つまり、47処理の設計開発を2.5ヶ月で新規開発しなければ、スケジュールに間に合いません。そこで、様々な開発ツールを検討した結果、マジックソフトウェアの『Magic xpa』を採用することに決めました。

採用にあたってのポイントは、『Magic xpa』はデータベースのテーブルさえ定義すれば、簡単に画面や帳票の処理が作成できるところです。これなら、47処理でも2.5ヶ月で設計開発が可能であると考え、『Magic xpa』を採用しました。また、将来性を考えた時、同じソースコードで、タブレットやスマートフォンでも動くところも魅力でした。”

グループマネージャー 古内 氏

 

アプリケーションプラットフォーム

中間DBでERPとフロントシステムを連携

ノンカスタマイズのERPシステムと『Magic xpa』で設計開発したフロントシステムを連携するに当たり、ERPシステムの外側にフロントシステム用の中間DBを作成し、中間DBを介してERPとフロントシステムのデータの送受信を行う手法を採用しました。

フロントシステムの処理画面は、中間DBの定義情報を作成してから、各システムの画面と業務ロジックを開発しました。これにより、業務に詳しい担当者がDB定義さえ終えれば、後は画面や帳票を簡単に生成できてしまう仕組みです。これにより、2.5ヶ月で30本の画面処理、17本の帳票処理を作成することが出来ました。

更に、『Magic xpa』で高生産性を実現できた結果により、エンドユーザーからの追加要件も多く発生し、2ヶ月延期して2次開発分も含め本番カットオーバーとなりました。正直に申しますと、『Magic xpa』だから、エンドユーザーの追加要件も受け入れられたと思います。それ以外だったら、多分2次開発は受け入れられなかったことでしょう。

そういった意味でも、『Magic xpa』を採用して正解だったと思っています。”

グループマネージャー 古内 氏

 

今後の展望

“弊社は、株式会社東光高岳グループのシステム会社です。Magic xpaを基盤としたシステム構築のソリューションは、今後も沢山のニーズがあると思います。例えば、出張者でもシステムが使用できるようなタブレット環境の構築など、新しいソリューションを展開していく予定です。

また、Magic xpaの開発体制も整備し、MSJ(マジックソフトウェア・ジャパン株式会社)とも連携し、グループ会社に留まらず、新しいソリューションの展開も図って行く予定です。”

グループマネージャー 古内 氏

 

▲システム構成図

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