「できなかったことが実現できる。クラウドを含む様々なシステムや異なるデータ形式を自由に、容易に連携するMagic xpi」
[会社名] 株式会社ミルボン 経営戦略部 情報企画室 統括マネージャー 畠中 健二様 |
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経営戦略部 情報企画室 サブマネージャー 岡﨑 鉄夫様 |
Magic xpiのSharePoint Online対応はここから始まった
株式会社ミルボン様は、理美容サロン向けヘア化粧品、パーマ用器具類の製造および販売(国内・輸出)を行っている会社です。理美容業界において国内トップシェアを誇り、国内13拠点、海外10拠点とグローバル展開されています。
このたび(株)ミルボン様は、社内の情報共有スピードの向上、情報活用促進のため、クラウド型Salesforce、SharePoint Online、BIツール、自社環境のSAP ERP、代理店販売データ等のシステム連携を進められました。そのシステム連携ツールとしてMagic xpiが採用されています。
Magic xpiは、企業内、あるいはクラウドを含む様々なコンピュータシステムや各種ビジネスパッケージ群を有機的に連携させるシステム連携プラットフォームです。
システム間の連携には、60種480以上の機能を持つアダプタ/コネクタ群が準備されていますが、マイクロソフト社が提供するクラウドサービスSharePoint Onlineへの対応が推進されたのは、今回のミルボン様の案件が契機となりました。SharePoint Onlineに対応する連携ツールは、現在Magic xpiのみです。(2013年9月現在)
今必要な情報を共有し、活用するために
(株)ミルボン様の製品は代理店販売限定で、各代理店から全国の美容サロンへ拡がっていきます。四季のある日本において、理美容サロン向けヘア化粧品はシーズンごとに新しい商品が投入されますが、そうした商品属性ゆえに、営業担当者が必要とする情報も3ヶ月~半年という短期間で消費されていきます。
「スピード感が重要となるため、情報共有の手段として、クラウド環境のSalesforceやSharePoint Onlineなどを導入しています。今や自社でコストと時間をかけてシステムを一から開発するよりも、目的に合ったクラウドアプリケーションを活用しデータ連携していくことが、次世代企業システムの形ではないでしょうか。
次のステップとして、更なる情報収集の高速化と作業の効率化が課題となりました。
例えば、海外を含め500名以上の営業担当者は、営業活動の記録や各サロンのマスタ、売上動向、活動に付随する資料をSalesforceに登録します。そこから数値データはBIツールへ、活動資料はSharePoint Onlineへ振り分けるのですが、それら複数のクラウドや様々なシステム間のデータ受け渡しをスムーズに自動的に行える、システム連携ツールが求められました。」(株式会社ミルボン 畠中氏)
Magic xpi導入の最大の決め手は、自由度の高さ
「他社のシステム連携ツールと比較してMagic xpiを導入した決め手は、多種多様なデータ形式でも、また更には、他社間のクラウドのアプリケーションでも繋がる自由度の高さです。クラウド環境のSharePoint Onlineと連携できるツールはMagic xpiしかなかったのも大きいですね。価格的にもリーズナブルに導入することができました。」(畠中氏)
「Magic xpiでなければSharePointに繋げることができなかったわけですから、“できなかったことが実現できる”というのは、最大の効果です。」と岡﨑氏にも高い評価をいただいています。
日々の営業担当者の活動記録、SAP ERPの販売データ、更には代理店からの販売データはSalesforceに集約され、そこから数値データはBIツールへと、Magic xpiが自動的に振り分けています。今後は活動資料などのドキュメントをSharePoint Onlineに振り分ける予定です。
「以前は、属人的作業だったため、データが集中するときは担当者が夜遅くまで残業することを余儀なくされていました。それがMagic xpiの導入により自動化され、担当者の業務工数が大幅に削減されました。」(岡﨑氏)
導入後の問題点については、「弊社ではオンプレミスは極力つくらないという方針のため、クラウドを採用しています。またエンドユーザーである営業担当者にとっては、スマートデバイスでいつでも最新の情報にアクセスできるクラウド環境は大変利便性が高いものです。
そのため今回は複数のクラウド連携をすることになりましたが、やはり複数社のクラウド間でのデータ連携を行うと、若干レスポンスが低下するように感じました。ただし、昔に比べるとネットワーク環境は格段に速くなっていますし、今後は更に改善されていくので問題は無いと考えています。
またあえて言うならば、Magic xpiの性能を充分活かしきれていないところでしょうか。自由度の高いツールですから、これから活用の幅を拡げていきたいですね。当社には専門の技術者はおりませんので、今後も手厚いサポートを期待しています。」(畠中氏)
情報の利活用に最適な仕組みづくりを
「今後の展開としては、クラウド環境のSalesforce、SharePoint Onlineにある過去データをNAS-Centralにアーカイブしていくことを、Magic xpiで自動化することです。これにより、検索のレスポンス向上、ディスク容量の削減が見込めます。
また、Salesforce、SharePoint Onlineは、クラウド環境のためエンドユーザーの操作権限が広く設計されています。そのため、営業戦略にとって貴重なデータや資料を他のユーザーが削除してしまうケースも想定されます。そのためにもアーカイブは不可欠なため、早急に実現したいですね。
数年のうちには海外拠点の売上データとの連携やBIツールの更なる有効活用など、ビジネスを成功に導くための情報利活用に最適な仕組みづくりを進めていきます。」(畠中氏)