ワンアイルコンサルティングの技術力とMagic xpi Cloud Gatewayの融合
ワンアイルコンサルティングは、SaaS ERPの導入に関する深い専門知識と豊富な実績で知られ、企業のデジタルを用いたビジネス変革を実現するために、最新テクノロジーの適用と個社のニーズに合致したソリューションの提供に尽力しています。2016年の設立以来、日本、マレーシア、ミャンマーを拠点に、グローバルで事業を展開しています。
「『OneAyle』は、クライアントと共に困難を乗り越え、経営課題の解決に取り組む、信頼できるパートナーでありたいという想いから名付けられた、“1つの島”を意味する造語です」と同社取締役の濱浦氏は述べます。
「グローバルロールアウトの経験と知見を活かし、クライアント企業の海外展開を全力でサポートします」。
今回、ワンアイルコンサルティングはOMデジタルソリューションズ株式会社の豪州販売拠点におけるSAP Business ByDesign(以下、ByDesign)の導入プロジェクトで、Magic xpi Cloud Gatewayを中心としたデータ連携プラットフォームの構築を成功させました。
短期間で複雑なデータ連携構築への挑戦
OMデジタルソリューションズ株式会社は、光学機器や精密機器の世界最高水準の技術力を持つグローバル企業で、主要拠点のERPのリプレースを実施する大規模なプロジェクトを進めていました。そんな中、ワンアイルコンサルティングは、同社の豪州販売拠点に対して、わずか7カ月間でSAP ECC6.0からByDesignへの移行と、3PL、WebEDI、E-Commerceの外部システムとのデータ連携を実現しました。
「7カ月という限られたプロジェクト期間で、ERPの移行及び外部システムとのデータ連携を確立する必要がありました」と濱浦氏は挑戦の大きさを語ります。「これは、OMデジタルソリューションズ様のビジネスを支える上で不可避なステップでした」。
コスト、納期面でMagic xpi Cloud Gatewayを採用
Magic xpi Cloud Gatewayの採用は、このプロジェクトの成功において決定的な役割を果たしました。
「以前からEAIやiPaaSを用いたプロジェクト経験はありますが、経済面、納期面を鑑みた際に、Magic xpi Cloud Gatewayは非常に優れていました」と濱浦氏は採用の理由を語ります。「コストパフォーマンスに優れ、多彩なコネクターと手厚いサポート体制のおかげで開発期間を短縮することができました」。
ワンアイルコンサルティング株式会社 取締役 濱浦 様
プロジェクトの成果とワンアイルコンサルティングの競争力
7カ月のプロジェクト期間で、無事システム稼働を成功させ、その間に開発したAPI連携は次の10本となっています。
- 3PL連携・・・6本
- Web EDI連携・・・4本
6本は業務時間内のフリークエント連携(リアルタイムに近づけた連携)、4本は業務時間外のバッチ連携で実現。(E-CommerceとはMagic xpiを用いず連携)
「構築作業に及んで何度か技術的なチャレンジに直面しましたが、Magic Software IndiaのInternational Support Serviceを利用することで、英語によるきめ細かなサポートを受けることができました」
「おかげさまで、安定稼働しています。以前のSAP ECC6.0時の連携と同様の自動化をMagic xpi Cloud Gatewayによって実現し、業務効率レベルを維持することができました」と、濱浦氏は笑顔を見せます。
Magic xpi Cloud Gatewayはワンアイルコンサルティングのオファリングの強化に繋がりました。
「Magic xpi Cloud Gatewayをポートフォリオに加えることで、当社のSaaS ERP提案能力は、幅広さと柔軟性において顕著な向上を遂げました。クライアントの特定の課題や予算に応じた、より適切なソリューションの提供が可能になったことは、私達にとって大きな成果です。当社の競争力をさらに高めています」と強調します。
未来への展望
「ERP導入におけるシステム間連携の構築は、プロジェクトの成否を左右します。Magic xpi Cloud Gatewayは、その使いやすさ、柔軟性、保守性において、プロジェクトの成功を強力にサポートするツールとなることは間違いありません」と濱浦氏は呼びかけました。