Magic xpi 4.13技術情報
6. Remote Callプログラム:TcpTriggerTool.exeの使い方

1.1「TcpTriggerTool.exe」の概要

  • TcpTriggerTool.exe

Magic xpiフローを他サーバから呼び出すためのWindowsクライアントプログラム。
サーバー名、ポートを指定し、TCP/IPで通信を行い、Magic xpi フローを起動します。
このプログラムによって呼び出されるMagic xpiのフローは、トリガーとして「TCPListener」を必ず使用する必要があります。

トリガーとして「TCPListener」を必ず使用

1.2「TcpTriggerTool.exe」のパラメータ

  • TcpTriggerTool.exeのパラメータ

コマンドラインより、–help オプション付きで実行すると、オプションを参照することができます。

 

コマンドプロンプト

 

  • TcpTriggerTool.exeのパラメータ

パラメータ

オプション 詳細
1 –help ヘルプの表示
2 –host ホスト名 ホスト名を指定:Magic xpiが動作するサーバを指定(ホスト名/IPアドレス)
3 –port ポート番号 ポート番号を指定:デフォルトは4444
4 –input ファイル名 入力ファイル名

指定したファイルの各行がTCPエンドポイントとして受け渡される

3行指定した場合、Magic xpiフローは3度呼び出される

5 –output ファイル名 出力ファイル名
指定したファイルに結果が出力されます。
6 –encoding エンコーディング サーバのエンコーディング
可能な値:UTF-8、UTF-16、ANSI デフォルトUTF-8
7 –fileencoding エンコーディング 入出力ファイルのエンコーディング
可能な値:UTF-8、UTF-16、ANSI デフォルトUTF-8

1.3「TcpTriggerTool.exe」の呼び出し方

  • TcpTriggerTool.exeの呼び出し方

コマンドラインより、以下のように実行します。

> TcpTriggerTool.exe –host 10.3.0.90 –port 4444 –input read1.txt  –output write1.txt

※下図のようにStdoutに実行結果が返されます。

Stdoutに実行結果が返されます

 

※接続エラーが発生した場合は下図のようにStdoutにエラーが返されます。

Stdoutにエラー

2.1 サービスの設定

  • サービスの定義

サービスにTCPListenerを使用するためのエントリを作成します。

サービスの定義

2.2 フローの作成

  • フローの作成

トリガーエリアに「TCPListener」を貼り付けます。

TCPListener

3.1 ご利用いただく上での注意事項/制限事項など

  • コマンドラインの「–input」、「–output」オプションは必ず使用します。
    • フローに受け渡す入力情報が不要な場合も「–input」オプションを使用します。
      • –input オプションを使用しない場合、stdinでの入力待ち状態になります。
      • そのため指定するファイル内に「dummy」と一行記述します。
  • フローの戻値(–output オプションで指定する結果ファイルで受け取り)には2バイト文字は指定できません。半角英数文字のみ指定することができます。
  • FireWall設定で指定したポートで通信が可能なように必ず設定します。
    • 設定を行わない場合、通信エラーとなります。
  • 「TcpTriggerTool.exe 」はインストールパッケージ内の「TCPListenerClient」フォルダーに本文書とともに格納されています。