4.1 プロジェクトの開発手順
【プロジェクトの開発手順】
- Magic xpi では以下の手順で連携プロジェクトを開発していきます。
No. | フェーズ | 内容 |
① | 分析 | 連携対象のシステムの調査分析を行います。 |
② | 設計 | 分析情報をもとに、何をどのように連携するのかを設計します。 |
③ | 開発/単体テスト | Magic xpi スタジオで開発および単体テストを行います。 |
④ | 結合テスト | テスト環境(DB、連携先システム、ファイル等)を準備して結合テストを行います。 |
⑤ | 本番移行 | 作成したプロジェクトを本番環境に移行します。 |
⑥ | システムテスト | 実際に使用される状況と同じ設定でシステムテストを行います。 |
【① 分析】
- 連携対象のシステムの調査分析を行います。
- I/F APIがあるかどうか
- I/F APIの使用法
- データ構造が公開されているか否か
- 項目の意味
- CSV等ファイル入出力機能の有無 等
【② 設計】
- 分析情報をもとに、何をどのように連携するのかを設計します。
- 処理が行われるきっかけ(トリガー)、受け渡しパラメータについて検討します。
HTTP、SOAP、ファイル監視、メール受信、スケジューラ等 - スケジューラを使用する場合は頻度(間隔/日次/週次/月次)について検討します。
- 連携元から読み込んだデータをどのように編集し、連携先に書き込むか検討します。
- エラー発生時の処理(メール通知やログ出力等)について検討します。
- 異常終了から復旧した際のフロー動作(アボート/再起動/ジャンプ等)について検討します。
- 処理が行われるきっかけ(トリガー)、受け渡しパラメータについて検討します。
【③ 開発/単体テスト】
- Magic xpi スタジオで開発および単体テストを行います。
- 設計にもとづき、Magic xpi スタジオでフローを作成します。
- 作成したフローはチェッカー機能でチェックします。
- デバッグ機能を使用して、単体テストを実施します。
【④ 結合テスト】
- テスト環境(DB、連携先システム、ファイル等)を準備して結合テストを行います。
- 作成したプロジェクトをMagic xpi サーバで実行します。
- Magic モニタでMagic xpi サーバの実行状況を確認します。
【⑤ 本番移行】
- 作成したプロジェクトを本番環境に移行します。
- プロジェクトフォルダをまるごと、本番サーバにコピーします。
- 環境変数を調整します。
- 各設定ファイル中のプロジェクトの配置場所やライセンス情報等を正しく設定します。
※本番移行については「25_第25章_Magic xpiトレーニング_本番移行時の注意.pdf」参照
【⑥ システムテスト】
- 実際に使用される状況と同じ設定でシステムテストを行います。
- 構築したシステムが機能や性能要件を満たしているか検証します。