Magic xpiトレーニングテキスト
24. Magic モニタ

24.1 モニタサービスの起動

  • Magicモニタを使用するには、モニタサービスを起動する必要があります。
  • Windowsのサービスで「Magic xpi 4.13 Monitor Display Server」を起動します。

モニタサービスの起動

24.2 Magicモニタの起動

【動作環境】

  • MagicモニタはInternet Explorerで使用します (IE以外はサポートされません)。

【起動方法】

  • デスクトップの起動用ショートカット、またはプログラムメニューから起動します。
  • 起動URLは下記の通りです。

   http://<モニタをインストールしたサーバのIP>:8068/magicmonitor/login.jsp?destPath=panels.jsp

【クライアント端末からの閲覧】

xpiをインストールしたサーバ上のブラウザではなく、クライアント端末のブラウザから閲覧する場合、xpiサーバのWindowsファイアウォールでTCPポート「8068」の受信を許可する必要があります。

24.3 ログイン

【ログイン】

  • ログイン画面にてユーザ名、パスワードを入力し、「Login」ボタンを押します。

ログイン

 

※ユーザ名/パスワード

Username admin
Password changeit

 

【ユーザ名/パスワードの変更】
ユーザ名/パスワードは
<Magic xpiインストールフォルダ>\
Runtime\RTView\magicmonitor\
users.xmlで定義されています。
必要に応じてテキストエディタで編集します。

24.4 プロジェクトの起動/停止

  • ログイン後、ダッシュボードにて「Projects」をクリックします。

プロジェクトの起動/停止

 

【プロジェクト一覧】

  • 左ペインにプロジェクト一覧が表示されます。

プロジェクト一覧

 

【プロジェクトの起動】

  • 左ペインでプロジェクトを選択し「開始」ボタンをクリックします。

プロジェクトの起動

 

【プロジェクトの停止】

  • 左ペインでプロジェクトを選択し「停止」ボタンをクリックします。

プロジェクトの停止

 

【タイムアウト値の設定】
「OK」ボタンを押した瞬間、全てのトリガが停止し、プロジェクトは新しいリクエストを受け付けなくなりますが、すでに処理中のリクエストについては、タイムアウト値に達するまで処理が継続されます。
※通常はアクティビティログで処理が完了していることを確認してからプロジェクトを停止してください。
※即時停止したい場合は最低値「1」を指定します。

24.5 プロジェクトの実行状況の確認

  • タブを切り替え、プロジェクトの実行状況を確認します。
タブ 内容
ダッシュボード プロジェクト実行状況(メッセージ、スレッド等)をグラフを使用し表現
メッセージ GigaSpacesとやりとりするメッセージの情報
フロー プロジェクト内に定義されているフローの情報
トリガー プロジェクト内に定義されているトリガーの情報
サーバ サーバの情報
アクティビティログ プロジェクト内に定義されているフローの実行状況ログ
ODS プロジェクト内に定義されているODSの使用状況
BAM BAMコンポーネントにて出力される情報
ロッキング ロックリソース/アンロックリソース コンポーネントの使用状況
サブスクリプション プロジェクト内に定義されているPSSの設定
スケジューラ プロジェクト内に定義されているスケジューラの実行状況
概要 プロジェクト全体の実行状況

 

【ダッシュボード】

  • リクエストの処理状況、ライセンスの使用状況をグラフで確認できます。

ダッシュボード

 

リクエスト数の見方

  • start.xmlのNumberOfWorkersを5に設定し、トリガとしてディレクトリスキャナを配置し、監視ディレクトリに15個のファイルを置いた場合

リクエスト数の見方

 

「到着済」、「処理済」は本来であれば、増加する一方のはずですが、Magicモニタの仕様により、1分ほど経過するとリセットされます。

 

【フロータブ】

  • 起動中のプロジェクトに含まれるフローが一覧表示されます。
  • プロジェクト起動中に、特定のフローの有効/無効を切り替えることができます。

フロータブ

 

【トリガータブ】

  • 起動中のプロジェクトに含まれるトリガーが一覧表示されます。
  • トリガーが処理したメッセージ(リクエスト)数を確認することができます。

トリガータブ

 

【サーバタブ】

  • 起動中のxpiサーバ(MgxpiServer.exe)の情報を確認することができます。

サーバタブ

 

【アクティビティログタブ】

  • フローの実行状況を示すアクティビティログが表示されます。
  • フィルタ条件を指定して、特定のフローやステップのログだけを確認することができます。

アクティビティログタブ

 

フィルタの設定

  • メッセージごとに、ログを書き出すか否か、表示するか否かを設定できます。
  • メッセージごとに、フォント色を指定できます(例えばErrorはデフォルトで「Red」)。

フィルタの設定

 

表示の設定は<プロジェクトフォルダ>\config\Actlog_Display_settings_admin.xml、
書き出しの設定は<プロジェクトフォルダ>\config\Actlog_Write_settings.xmlとして保存されます。

 

【BAMタブ】

  • BAMユーティリティで出力したメッセージや添付ファイルを確認することができます。

BAMタブ

 

【ロッキングタブ】

  • ロックリソースコンポーネントでロックされているロックリソース名、ロック日時を確認できます。

ロッキングタブ

 

ロックリソースコンポーネント/アンロックリソースコンポーネントで任意の同名のロックリソース名を指定し、ロック/アンロックを行います。
あるフローがロックリソースコンポーネントでロックを取得中に、別のフローで同名のロックを取得しようとすると、ロックが解除されるまで処理が待たされます。

 

【サブスクリプションタブ】

  • プロジェクト内に定義されているPSSの設定を確認することができます。

サブスクリプションタブ

 

【スケジューラタブ】

  • 起動中のプロジェクトに含まれるスケジューラが一覧表示されます。
  • スケジューラごとの次回の起動時刻を確認することができます。

スケジューラタブ

 

【概要タブ】

  • リクエストの処理状況、ライセンスの使用状況などを確認できます。

概要タブ

 

エクスポート機能

  • 各タブに表示されている情報はExcel、HTML、PDFとしてエクスポートすることができます。

エクスポート機能

24.6 GigaSpacesの実装状況の確認

  • ログイン後、ダッシュボードにて「データグリッド」をクリックします。

ログイン後、ダッシュボードにて「データグリッド」をクリック

 

【データグリッド】

  • GigaSpacesの実装状況を確認することができます。

データグリッド

 

【ホスト】

  • 「Gridコンポーネント」タブで、GigaSpacesのコンポーネントを確認することができます。
  • 「Magicエンジン」タブで、稼働中のxpiサーバ(exe)を確認することができます。

ホスト

24.7 アクティビティログ出力レベル

  • アクティビティログにどのような内容を出力するかを指定することができます。

    方法1:アクティビティログのフィルタ機能で指定(P.21参照)

    方法2:ifs.iniで指定(下記)

設定項目 設定値
[MAGIC_IBOLT]DisableActivityLog Y:アクティビティログ無効 N:アクティビティログ有効
[MAGIC_IBOLT]MonitorLogLevel アクティビティログの出力レベルを指定します(下表)。

 

MonitorLogLevelの設定値(カンマ区切りで複数指定可能)

設定値 内容
User ユーザ定義のメッセージだけを記録し表示します。
Error エラーを表示し、エラーコンポーネントを呼び出します。
Exec サーバの起動やフローの実行開始などの実行関連のメッセージを表示します。

このスイッチには、エラーとユーザメッセージが含まれています。

Service ODSやロック、およびPSSなどのサービス関連のメッセージを表示します。
All すべてのメッセージを表示します(フラグが存在していない場合、デフォルトになります)。
None メッセージを表示しません。

24.8 アクティビティログの削除

  • アクティビティログは内部データベースのifs_actlogテーブルに格納されます。
  • アクティビティログのデータ量が増えると、モニタの動作が遅くなったり、不安定になってしまいます。
  • xpiにはアクティビティログを定期的に削除する機能がありません。
  • 定期削除用のフローを作成し、定期的に削除することをおすすめします。

定期削除用フローの作成例