アプリケーション開発で使用される言語は数多く存在します。
しかし、それぞれに特徴があり、用途によって向き不向きがあり、利用目的に合わせて適切な言語を選択する必要があります。
webアプリケーション開発の言語
webアプリケーション開発言語と一言に言っても、JavaScriptやHTML5、CSS3といったクライアントサイドで実行されるアプリケーション言語と、JAVAやPHPなどのようにサーバーサイド・アプリケーションで使用される言語があります。
さらに、HTML5、CSS3のようなマークアップ言語、JavaScript、PHPなどのスクリプト言語、JAVAやPerlなどのプログラム言語に分類することが出来ます。
現在主流である従来型のwebアプリケーションでは、クライアントサイドでJavaScriptを使った情報取得や動的な画面表示などを行うものの、主な処理はサーバーサイドにあるJAVAやPHP、Perlなどのプログラムが実行する、という形が一般的です。
しかし、HTML5・CSS3の機能の充実や、HTML5から実装されたWeb Storageといった技術の登場により、主となる処理自体をクライアントサイドのみで行うことが出来るJavaScriptフレームワークを用いたWebアプリケーションなども増えてきています。
webアプリケーション開発の流れ
webアプリケーション開発の流れにおいても、通常のシステム開発と同様に必要となる機能要件や扱うデータ、ユーザーインターフェースとなる画面仕様などの要件が定義され、そこから仕様書、設計書を作成し、それに沿って開発を進めていくという点は同じです。
しかし、webアプリケーションの場合、クライアントサイドとサーバーサイドで異なる技術や言語を使用するため、開発工程と作業を行うエンジニアに多少の違いがあります。
クライアントサイドでは、仕様書で定められたる画面仕様に基づいて、web画面のデザインを行いますが、主にwebデザイナーと呼ばれる技術者がこの工程を担当します。
そうして作成されたwebデザインに基づいて、クライアントサイドで動作するソフトウェアを担当のプログラマーがHTML・CSS・JavaScriptなどのクライアントサイドの技術を使って開発していきます。
一方、サーバーサイドでは、サーバーサイドソフトウェアの担当のプログラマーが仕様書や設計書に沿ってJAVAやPHP、Perlなどを使った開発を進めていきます。
その後、クライアントサイドで作成されたソースファイルに対し、サーバサイドプログラムに対応する処理を組み込んでいきます。
webアプリケーションのテスト方法
webアプリケーション開発においても、通常のシステム開発で行われるような単体テストや結合テストを行います。
しかし、webアプリケーションは、インターネット等のネットワークを介する、クライアント環境(デバイス、ブラウザ等)が不特定であるといった特徴があり、それに応じたテストが必要となります。
主なテストの種類としては、ユーザーインターフェースでのレスポンス性能をテストする性能テストや、同時使用にどれだけ耐えられるかをテストする負荷テスト、想定されるユーザーの使用方法などから使い勝手の良さやユーザーがストレスとなるような要素を確認するユーザビリティテスト、セキュリティテスト、などがあります。